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~その男、新選組最後の生き残り~

 
明治9年廃刀令の前夜、北海道五稜郭には怪しげな噂が流れていた。全滅したはずの新選組の亡霊が現れ、政府の人間を斬ってまわっていると。初めは笑い飛ばしていた明治政府も、日増しに増える犠牲者を看過できなくなり、一人の男に密命を下した。その男は、唯一新選組の顔を判別できる男。男の名前は斎藤一、新選組の生き残りである。かつては新選組三番隊組長を務めたこの男も今では、妻子を養うために政府の犬になりさがり、しがない警官として生きている。
 
「もし本物だとして、どのツラ下げて会いにいける?」
 
消えない記憶、大好きだった仲間達、過去の自分を前へ進ませない記憶の足かせ、桜の亡霊・・・。仲間とは? 家族とは? 本当の強さとは? 明治時代、最強に強かった男が過去を斬る。